スレイヤー |
ああ、私だ。
スレイヤーだ。 |
一回戦ジャム |
ギルドの創始者として
全メンバーに告ぐ。 |
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組織は解散する。
以上だ。 |
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ヴェノム |
……老害が、
好き勝手なことを。 |
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だが……
ヤツと闘うには
まだ早い。 |
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仕留めるには
準備が必要だな。 |
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ジャム |
そこの男、
神妙に
お縄につくアルネ! |
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賞金は私のもの
アルヨ! |
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ヴェノム |
ほう、賞金稼ぎか。
悪いが、実験台に
なってもらおう。 |
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ヴェノム |
気功を交えた
拳法か。 |
二回戦チップ |
ヤツの闘法も
素手だった。 |
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いい参考に
なったよ。 |
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チップ |
……そこを
動くんじゃねぇ。 |
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師匠の仇、
取らせてもらう! |
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ヴェノム |
ふむ。
速度だけは
人外の域に達しているな。 |
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ちょうどいい。
見切れるまで
つきあってもらおう。 |
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ヴェノム |
医師の
ファウスト殿だな。 |
三回戦ファウスト |
ファウスト |
ずいぶんと
思い詰めたご様子ですが
何の用ですか? |
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ヴェノム |
暗殺術は
解剖学と力学に
基づく技だ。 |
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間接と重心で決まる
動きを見切り、
急所を突く。 |
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だが、
ヤツ相手では
そんな先入観が邪魔となる。 |
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ファウスト |
ほうほう。 |
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ヴェノム |
人体の摂理を裏切った
予測不可能な戦いをする
相手が必要だ。 |
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ファウスト殿。
しばしおつきあい
願うぞ。 |
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ディズィー |
……あの
どなたですか? |
四回戦ディズィー |
ヴェノム |
小手先の技よりも何よりも、
そのあらゆるものを圧倒する
ギアとしての力。 |
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死を招く力の奔流に
遭ってこそ
我が腕は鍛えられる。 |
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ディズィー |
きゃぁっ!
何するんですか。 |
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ヴェノム |
悪いが、
実験台と
なってもらおう。 |
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テスタメント |
ディズィーに
何をした! |
五回戦テスタメント |
ヴェノム |
死んではいない。
実験台となってもらった。 |
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テスタメント |
実験台だと? |
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ヴェノム |
歴戦のギアの
邪悪な技。
学ばせてもらおう。 |
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テスタメント |
抜かせ。
地獄で後悔するがいい! |
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ソル |
……んだぁ? |
六回戦ソル |
ヴェノム |
これだ。
離れても伝わる
「死」そのものの熱気。 |
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ソル |
……。 |
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ヴェノム |
悪いが
相手になってもらう。 |
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ソル |
……ざってぇな。 |
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スレイヤー |
君が……確か
ヴェノム君か。 |
七回戦スレイヤー |
ヴェノム |
ザトー様亡き今、
組織を預かる者だ。 |
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スレイヤー |
組織はもう
ないはずだが。 |
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ヴェノム |
そうはさせん。
組織こそが
ザトー様の形見。 |
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貴様を殺してでも
組織は守ってみせる。 |
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スレイヤー |
ふむ。
見上げた心がけだ。 |
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だが
人の手にかかるほど
甘くはないつもりだ。 |
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ヴェノム |
貴種よ。
その奢りが
命取りだ。 |
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既に人外を滅ぼす技は
我が手の中にある。 |
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スレイヤー |
それは興味深い。
さっそく拝見すると
しよう。 |
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ヴェノム |
ゆくぞ! |
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スレイヤー |
言うほどのことは
あるな。 |
ED |
だが滅ぼすには
まだ
力が足りぬようだな。 |
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ヴェノム |
滅ぼせずとも
封じることは
できる。 |
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ザトー様を
貶めた貴様には、 |
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長き
後悔の時間を
与えよう。 |
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スレイヤー |
やれやれ
退屈責めという
わけかね? |
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因果応報
としておこう。 |
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ヴェノム |
貴殿には
過ぎた運命と
申し上げよう。 |
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……人は
貴種の導きなど
いらぬのだよ。 |
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