メイ |
いい天気
よねぇ……。
|
一回戦イノ |
ねぇねぇ、
こんな日は仕事止めて
どっか降りない? |
|
エイプリル |
だめだよ。
今月は
赤字なんだよ! |
|
メイ |
そっか。
じゃ、何かいい獲物が
来ないかな? |
|
イノ |
あら、ごめんなさい
カワイイ船に
傷がついたわね。 |
|
エイプリル |
あ、赤字が〜! |
|
メイ |
どこの誰だか
知らないけど…… |
|
ボクの船に
なんてことするんだ! |
|
メイ |
どうだ!
船の甲板は
弁償してもらうよ! |
二回戦テスタメント |
イノ |
かわいい船長さん。
でも、あなたには
用がないの。 |
|
ディズィー |
え?
きゃぁぁぁぁぁぁぁっ! |
|
メイ |
ディズィー!? |
|
イノ |
じゃぁね! |
|
メイ |
あ、待て……。 |
|
テスタメント |
……何の
騒ぎだ?
|
|
メイ |
ディズィーが……
甲板から突き落とされて……
っておじさん、誰? |
|
テスタメント |
それが返礼か? |
|
メイ |
え? |
|
テスタメント |
人の心を持つギアを……
その信頼を裏切るのが
貴様たちの流儀か? |
|
メイ |
ご、誤解だよ〜! |
|
メイ |
ディズィーの
友達だったんだ。 |
三回戦ザッパ |
……まぁ普通は
船から突き落とされたって
知ったら怒るよね。 |
|
……それにしても、
ディズィーは
どこに落ちたんだろ?
|
|
ザッパ |
もしもし、
そこゆく
可愛い船長さん。
|
|
メイ |
え、何ですか? |
|
ザッパ |
私、ファウストっていう
お医者様を探して
いるんですが…… |
|
メイ |
うんうん。 |
|
ザッパ |
おまえが
憎いぃぃぃぃ!
|
|
メイ |
ひどいなぁ! |
|
メイ |
ひどい目に
遭ったなぁ。 |
四回戦ファウスト |
ファウスト |
おや、
怪我をなされていますね。 |
|
メイ |
おじさん、
誰だっけ? |
|
ファウスト |
私、医者の
ファウストと
申します。 |
|
メイ |
ファウスト? |
|
さっき
医者のファウストを
捜してる人に会ったけど……。 |
|
急に
襲い掛かって
きてびっくりしたよ。 |
|
ファウスト |
それは申し訳ない。
せめて怪我を
治療して差し上げましょう。 |
|
メイ |
あれ……
なんか寒気が……。 |
|
ファウスト |
む、いけない。
早く治療を……。 |
|
メイ |
おじさん、
ハゲでしょ? |
|
ファウスト |
はい? |
|
メイ |
ハゲはいや、
ハゲはいやぁぁぁ! |
|
メイ |
もう……ディズィーは
どこに行ったのかな? |
五回戦闇慈 |
闇慈 |
おっと
お嬢さん、
何か悩みでも? |
|
あれ?
アンタ、確か
ジャパニーズの…… |
|
メイ |
ジャパニーズ? |
|
闇慈 |
……ととと、
いけねぇ。 |
|
メイ |
そういう
言い方は
気になるなぁ。 |
|
闇慈 |
いやちょっと
大人の話しでね。 |
|
メイ |
ボクは
大人だよ! |
|
教えてくれないと
ひどいよっ! |
|
闇慈 |
ひどっ! |
|
メイ |
それで? |
六回戦イノ |
闇慈 |
……ま、いいか |
|
ジャパンってな、
聖戦で消えてなくなった
島国でね。 |
|
メイ |
それだけなの? |
|
|
じゃぁどうして
ジョニーは
秘密にするんだろう……。 |
|
闇慈 |
ジャパンの生き残りはな。 |
|
希少だってんで、
保護施設に入れられるんだ。
俺は脱走組。
|
|
うかつに話すと
警察が飛んでくるぜ。 |
|
メイ |
そう、だったんだ……。 |
|
闇慈 |
ま、その先は
自分で調べるんだな。 |
|
メイ |
ありがと、
おじさん! |
|
メイ |
すっかり道草
食っちゃった。 |
|
ディズィーは……
あ、いた!
|
|
イノ |
ちっ。
ウザいガキが
来やがった。 |
|
メイ |
ボクの仲間に
なんてこと
するんだ! |
|
イノ |
そうね、 |
|
まずはあの気持ち悪い
羽根を
むしろうかしら。 |
|
それとも
尻尾が先かな? |
|
人間の真似してる
バケモノには |
|
お仕置きが
必要でしょ。 |
|
メイ |
ディズィーは
バケモノなんか
じゃない! |
|
イノ |
あぁん?
ギアのどこが
バケモノじゃないってんだよ? |
|
メイ |
ボクの仲間を
悪く言うやつは
許さないよ! |
|
ジョニー |
よう、
無事で何よりだ。 |
七回戦ロボカイ |
メイ |
ただいま。 |
|
ジョニー |
ディズィーの傷も
たいしたことは
ないそうだ。 |
|
メイ |
……よかった。 |
|
ジョニー |
元気がないが
どうした? |
|
メイ |
あの……
うーんとね。 |
|
ボクは、
昔のこと
覚えてないんだ。 |
|
それでもいいと
思ってたんだけど……。 |
|
でも、
やっぱり
知りたくなって。 |
|
ジョニー |
そうか。 |
|
メイ |
違うの!
ボクの家族は
ジェリーフィッシュのみんなだよ。 |
|
それに、
ジョニーはいつだって
ボクの大切な人だし |
|
あああ
何言ってるんだろ
ボク。 |
|
ジョニー |
わかってるさ。 |
|
メイ |
わかってない!
ボクはね……。 |
|
ジョニー? |
|
ロボカイ |
ターゲット発見!
コレヨリ攻撃ニ移ル! |
|
抵抗ハ無意味ダ。
即座ニ降伏セヨ……
ン? |
|
メイ |
もぉぉぉぉ!
何て時に
出てくるのよ! |
|
いきて
帰れると
思わないでねっ! |
|
メイ |
もー最悪! |
|
どうして
いつも
こうなっちゃうんだろ? |
|
ジョニー |
やれやれ。
すっかり
ご機嫌斜めだな。 |
|
メイ |
ぐすっ。
いいんだ、
どうせボクなんか。 |
|
ジョニー |
メイ。
|
|
メイ |
あ……。 |
|