イノ |
カワイイ船ね。
壊すのがもったいない
くらいだわ。 |
一回戦チップ |
ディズィー |
あのぉ
この船は快賊船です。
勝手に乗船しないでください。 |
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イノ |
あなた、
邪魔よ! |
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ディズィー |
きゃぁぁぁぁぁぁぁっ! |
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チップ |
痛っ! |
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んっ……
て、こいつはどっから
墜ちてきたんだ? |
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おい、どうした、
大丈夫か? |
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ネクロ |
KISYAAAAHH! |
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チップ |
HOLY ZEN! |
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なんて傍迷惑な
野郎だ! |
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ネクロ |
SYAAGYAAA! |
二回戦ヴェノム |
ヴェノム |
ほう……手負いのギアか。
願ってもないことだ。 |
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我が技を試すには
絶好の好機。 |
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手元が狂っても
恨むなよ! |
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ネクロ |
KYOOOOO! |
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ファウスト |
ふむ、妙に手練れの怪我人が
多いと思ったら
元はあなたでしたか。 |
三回戦ファウスト |
まぁ
とかく人の世は
住み難いものです。 |
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何があったかは
聞きませんが…… |
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ネクロ |
コロスコロスコロォォス! |
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ファウスト |
自棄になるのは
いただけませんよ。 |
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ファウスト |
治療終了! |
四回戦スレイヤー |
ディズィー |
あれ……私……。
そうだ。 |
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メイシップの
甲板から突き落とされて。 |
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ファウスト |
なるほど!
そのショックでしたか。 |
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ディズィー |
あ、お医者様。
助けて
いただいたんですか? |
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ファウスト |
さいわい
大きな怪我は
ないようですね。
予後は良好でしょう。 |
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ディズィー |
ええ。
みんなはどこへ
行ったんだろう……。 |
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ファウスト |
そういえば
さきほどメイさんに
会いましたよ。 |
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ディズィー |
ありがとうございます。
そっちへ行ってみます。 |
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ディズィー |
あのぉ、このへんで、
錨を持った女の子を
見ませんでしたか? |
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スレイヤー |
それはまた……
個性的な友人だな。 |
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ディズィー |
ええ、
とっても明るくて、
楽しい人なんですよ。 |
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スレイヤー |
フム。会うことがあれば
君が探していたと
伝えておこう。 |
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お嬢さん?
名前は何だね? |
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ディズィー |
えっと……。あの。
秘密です。 |
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スレイヤー |
失敬。
君の噂は聞いているよ。
ディズィー君。 |
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私の名はスレイヤー。
お見知り置きを。 |
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ディズィー |
スレイヤーさん。
私のこと、誰にも言わないで
くださいますか? |
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スレイヤー |
そうさな、
君が勝ったら
考えよう。 |
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ディズィー |
……わかりました。
でも危なくなったら
すぐ言ってくださいね。 |
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スレイヤー |
まいった! |
五回戦梅喧 |
ディズィー |
あなたも……
人間ではないんですね。 |
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スレイヤー |
加えて言えば
人の産物でもない。
まぁ例外というやつだ。 |
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ディズィー |
私……ずっと
自分だけが例外だと
思ってました。 |
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今は
違うんですけどね。
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スレイヤー |
我らのような者は
少ないが
探せば案外いるはずだ。 |
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ディズィー |
いつか
探してみます。 |
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スレイヤー |
……それも
いいだろう。
では、さらばだ。 |
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ディズィー |
このへんの
はず……だけど。 |
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梅喧 |
ん?
いつかのギアじゃ
ねぇか。 |
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ディズィー |
そ、その節は
どうも。 |
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梅喧 |
気に入らねぇなぁ。
何でテメェまで
いる? |
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あの赤い楽師と
つるんでんじゃねぇのか? |
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ディズィー |
赤い楽師って
ギターを持った人ですか? |
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梅喧 |
やっぱりか!
覚悟しやがれ! |
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ディズィー |
ああ、驚いた。
いきなり襲わなくても
いいのに。 |
六回戦エディ |
エディ |
デハ、挨拶シヨウ。
空前ニシテ絶後ナル
ギアノ姫ヨ。 |
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ディズィー |
誰……? |
|
エディ |
我ハ影!
心ニ潜ミ
身体ヲ奪ウ禁獣! |
|
ソノ体ヲ
渡スガイイ。 |
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ディズィー |
なんだろう
この気持ち……。 |
|
遠い昔の憎しみと
記憶。 |
|
エディ |
覚エテイタカ。
我ラガ戦ウノハ
戦術的必然ナノダ。 |
|
ディズィー |
でも……戦争は
終わってます。 |
|
こんな気持ちは
偽者です。 |
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エディー |
人工ノ運命ダ。
覆セルモノナラ
覆シテミロ! |
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イノ |
また会えたわね。 |
七回戦イノ |
ディズィー |
どうして……
あんなひどいことを
するんですか?
|
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イノ |
それそれ、その顔。
ぞくぞくしちゃう。 |
|
そんな顔してくれるなら
何度でも虐めちゃうわ。 |
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ディズィー |
失礼します……。 |
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イノ |
逃げられると
思ってるとこが
また可愛いわ……。 |
|
イノ |
はっはっは。
ざまぁないね! |
ED |
ギアだろうが
何だろうが…… |
|
あのお方の邪魔に
なるやつは
生かしちゃおかないよ。 |
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あの男 |
イノ……。 |
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イノ |
はいっ! |
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あの男 |
私はおまえに
こんなことを
望まなかった。 |
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少し、眠っていろ。
処遇は後で考える。 |
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……ほう、
あいつの面影が
あるな。 |
|
ディズィー |
……誰……。 |
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あの男 |
ディズィー、
光と闇の結晶よ。 |
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おまえは
我が思惑さえ超えた
世界の希望。 |
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その身が
恐怖と悲しみを呼ぼうとも
決してくじけてはならない。
|
|
メイ |
おーい!
ディズィー!
|
|
あの男 |
ゆけ。
我が祝福と共に。 |
|
エイプリル |
ほら、いた!
|
|
メイ |
ディズィー
無事だったんだ! |
|
みんな心配
してたんだよ! |
|
ディズィー |
みなさん!
来てくれたんですね。 |
|
今……ここに
誰かいませんでした? |
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エイプリル |
?
誰も
いなかったよ? |
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ディズィー |
そうですか。 |
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ジョニー |
よぉ!
無事で何よりだ。 |
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ん、どうした? |
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ディズィー |
なんか……
涙がでてきちゃって。 |
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ジョニー |
ノンノンノン。 |
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涙の似合う
レイディもいるが
そうじゃないだろ? |
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オマエの笑顔は
何よりも美しい。 |
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メイ |
もぉ、
ジョニーはすぐ
そうやってカッコつける。 |
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ジョニー |
悪ぃ、悪ぃ。
オマエさんの
笑顔も素敵だぜ。 |
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ディズィー |
ふふ。
うふふふ。 |
|
みなさん、ただいま。 |
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メイ&ジョニー&エイプリル |
おかえりなさい! |
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